パイル織 / No.PA-0913piled rug / No.PA-0913
オリジナルは16世紀サファヴィー王朝期に制作され、現存する絨毯の中では世界最高峰の作品。
壮麗なメダリオンを中心に据え、龍の口を意味する魔除けのエジュデハー文様など様々な植物文様が絨毯一面に展開している。
アムーオグリー(Amo-gli)工房について
王家に絶大な信頼を寄せられた、20世紀最大の巨匠の名を冠する王室工房。
20世紀初頭、パフラヴィ―王朝のシャー・レザが宮殿用と国会用に3枚の絨毯を特注したのをはじめ、各地宮殿の装飾に誂えられた。
特注の絨毯には16世紀サファヴィー王朝以前の古典的な絨毯の図柄を蘇らせるなど、他の近代の工房には見られない試みを行った工房である。
イラン北部のマシュハドを工房の拠点とし、この地の絨毯交易の発展に貢献した。